2018年11月2日開院 うつ・不安・不眠のご相談は JR鶴見駅西口徒歩1分 心療内科・精神科「ココカラメンタルクリニック鶴見」 〒230-0062 横浜市鶴見区豊岡町3-28 鶴見コーリンビル5F TEL: 045-642-3702
診療案内
自立支援医療制度について
精神による疾患で、通院医療が継続的に必要な方の医療費(診察料金・お薬代)
の自己負担分を公費により軽減することができる制度です。
ココカラメンタルクリニック鶴見で担当している診療項目
※20歳以上を対象としたクリニックです
パニック障害は、突然起こる激しい動悸や発汗、頻脈(心拍数が増加している状態)、震え、痺れ、息苦しさ、胸部の不快感、冷や汗、めまいといった身体的な異常に加えて、「このまま死んでしまうのではないか」と思うほどの強い不安感に襲われる疾患です。
この発作は、「パニック発作」と言われ、多くは20~30分くらい、長くても1時間以内には治まります。
【検査をしても異常は認められない】
パニック発作を起こして救急病院に運び込まれたりもしますが、医師の診察を受ける頃には発作は消え、心電図や血液検査などをしても異常は認められません。
パニック障害は、検査をしても身体的な異常が見当たらないのに、こうした発作を繰り返す点が特徴的です。
似た症状を呈する疾患に過換気症候群や甲状腺疾患、不整脈などがありますので、それらとの見分けも大切になってきます。
「予期不安」と「広場恐怖」
前記のようなパニック発作を何度も繰り返すうちに、再び発作を起こしたらどうしようかという、パニック発作に対する強い恐怖感や不安感が生まれてきがちです。 これを「予期不安」と言います。 予期不安は、逃げ場の無いような場所で症状が起きたらどうしよう、発作を他人や大勢の人に見られたら恥ずかしい、といった不安や恐怖を生み、大勢の人が集まる場所などを避けるようになります。
パニック障害の3大症状
「パニック発作」と「予期不安」、「広場恐怖」はパニック障害の3大症状と言われる特徴的な症状で、この3つの症状は、悪循環を形づくってパニック障害を悪化させがちです。 パニック障害が悪化すると、行動範囲が狭まったり、人前に出るのを嫌って閉じこもるようになったりし、通常の社会生活が営めなくなります。 また、うつ病を併発するケースもあります。
うつ病とは...
うつ病の原因ははっきりとわかっていません。
様々なストレスにより脳に機能障害が起きている状態です。
それによって憂うつな気分や様々な意欲(食欲・睡眠欲・性欲など)の低下といった心理的症状が続き、またいろいろな身体的症状を伴うことも多い心の疾患です。
■こんなうつ病の症状はありませんか? ■興味がわかず、楽しめない
■寝付けない、夜中や早朝に目が覚める ■気分が沈んでいる
■食欲の低下(増加)、体重の増減などがみられる
■動作や話し方が遅い、またはイライラし、落ち着きが無い
■疲れを感じたり、気力がわかなかったりする
■自分には価値が無い、または生きていて申し訳ないと感じる
■仕事や家事に集中したり、何かを決断したりすることができない
■この世から消えてしまいたいと思うことがある
うつ病には治療が必要
うつ病は気持ちの問題などではなく、ましてや心が弱いために罹る病気などではありません。
したがって、気力で解決するようなことは不可能です。
適切な治療が必要ですので、うつ病が疑われたら、早めに専門の医療機関を受診しましょう。
社交不安障害とは、例えば結婚式でスピーチをする時や朝礼の場で話をする時など、大勢の人前に立った際の緊張・あがりは誰にも経験があるでしょう。 通常であれば、それはごく自然な感覚なのですが、このような状況を恐れるあまり、その状況を避けようとして会社や学校に行けないなど、日常生活に支障をきたすようになると、それは社交不安障害(社会不安障害)という心の疾患であり、治療の対象になります。
社交不安障害の症状
人前で
● 異常に緊張する
● 手足、全身、声の震えが出る
● 顔が赤くほてる
● 脈が速くなり、息苦しくなる
● いつもよりたくさんの汗をかく
● 繰り返し吐き気がする
● 口がカラカラに渇く
● めまいがする
● トイレが近くなる、または尿が出なくなる など
社交不安障害の原因
社交不安障害の原因は、まだはっきりとはわかっていません。
前性格や遺伝的要因との関連も指摘されています。
人前での失敗体験なども発症を促進する要因と考えられます。
不安や恐怖に関連する扁桃体の興奮が症状を引き起こしていると考えられています。
全般性不安障害(全般不安症)の症状の特徴は、恐怖の対象が限定されず、とらえどころのない漠然とした不安を感じる点です。そのような不安を浮動性不安と呼びます。そのほか、緊張、いらいら、怒りっぽさなどの精神症状、肩こりや頭痛などの身体症状、頻脈、発汗、振戦といった自律神経過活動の症状を認め、ときに睡眠障害を認めます。
月経前になると「イライラする」「気分が沈む」「からだの具合が悪くなる」といった月経前のつらい症状は、月経前症候群(PMS)と呼ばれます。
これらの症状は生理の数日~2週間前頃から始まります。
月経前症候群は、女性の約8割が体験するといわれますが、日本における認知度は低く、症状を自覚していながら、ひとり悩んでいる女性が多いのが現状です。
生理に伴うホルモンバランスの変化が原因と考えられています。
自律神経とは交感神経と副交感神経のことです。長期間、ストレス下にさらされるとこの自律神経系のバランスが不良となり、自律神経失調症状を認めます。
自律神経失調症状の代表的な症状は、動悸、息苦しさ、過呼吸、発汗、冷汗、手足のしびれ、微熱が続く、ほてり、めまい、肩こり、原因不明の体調不良、慢性疲労、倦怠感等があります。自律神経失調症の原因を考慮し、ストレス軽減の提案や漢方薬、安定剤等での治療を行っていきます。
「ねむれない」といっても寝つきが悪い、夜中何度も起きる、熟眠感がないといった様々な症状があります。お薬の治療も選択肢として、生活リズムや布団に入るまでのパターン、眠れないときの行動等も分析し、よい睡眠を目指していきましょう。
物忘れが多くなる、何度も同じ話をする、片づけられなくなる、迷子になるといった行動障害や眠れない、怒りっぽい、元気がないといった性格変化は認知症の初期症状かもしれません。「何を食べたのか忘れてしまう」のはそれほど心配ではありませんが「食べたことを忘れてしまう」のは心配です。ご家族からの相談もお受けします。
「カメラで見張られている、狙われている」といった実際にはない事を信じており指摘しても訂正できないといった妄想やいない人の声や音が聞こえるといった幻聴。異常な行動や引きこもりといった症状を認めます。100人に1人の割合で発症し、ドパミンを主として脳内の伝達物質のバランス異常を認めます。薬物療法やリハビリテーションが有効とされております。
職場や家庭等の生活環境との不適応を認め、眠れない、食欲がない、出勤困難と症状を認めます。カウンセリングにて生活環境の調整やどう適応していくかのアドバイスを行っていきます。
カギや電源の確認、手を何度も洗う、不潔恐怖、数字や言葉が頭から離れないといった「おかしいと思うけどやめられない」といった症状を認めます。SSRIを主とした薬物療法に加えて行動療法が有効とされております。
試験や会議、プレゼンや、大事な約束の前になると下痢や便秘となる。といった場面性のある消化器症状を認めます。行動療法に加えて薬物療法が効果的です。